おもう

独立行政法人産業技術総合研究所
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology
英訳おかしくね?
この機関のどのへんがNationalなのかと
今日本中の独立行政法人のベクトルが
「国」に近づく動きと「国」から離れる動き
に分化され始めている
Nationalは「国」というものへの意識の現われなのか?
ここ数年産総研の総予算は年5%くらいずつ削減されている
つまり配られる税金が減ってきている
そうなると重要なのはNEDOなどからの研究費の外部調達になる
それも基本的には税金からになる
予算が減ってきても産総研の中で生き残るのは
計測標準と地質関連のみだろうと思う
他の部署は「お荷物」になりつつあるのだ
研究費が減るから「研究費を得るため」の研究が主になる
結果として本来の目的が発散してしまう
独立行政法人の行政ってなんだろう?
国から「やれ」って言われたことをこなすということなのか?
であれば産総研職員全員が派遣でもかまわないわけだ
現在の職員の立場は「非公務員」
公務員宿舎に住めるけど「非公務員」
税金から給料出てるけど「非公務員」
なんのこっちゃよくわからん
産総研の中に「産学官連携」という部署がある
「産」や「学」に予算を配るのが主な仕事
ってことは自分たちのことを「官」だと考えているのか
「官」か?
じゃあ法人化した国立大学とかも「官」にあたるのか?
元々は国立大学法人独立行政法人の一端だからな
産学官連携って研究でのつながりのことをさすのだから
結果的に「産学連携」ってことにならないのか?
産総研を産というのであれば産総研で商品をアウトプットせにゃならん
でもそれはきっとできない
研究員の基本的な評価は論文や特許で決められる
とにかく論文を出さなきゃという衝動に駆られるようになる
結局くだらない論文とそれをまとめたくだらない論文誌が増える
くだらない研究が増える
残念だが俺が100報論文を書いてもアインシュタインの3報には勝てない
科学の評価とはそういうものだと思う
評価システムを変えない限りは犠牲者が増え続けるのだろう
壮絶に寛大で優秀な人間に自由に頭脳を使わせることができれば
そんなgoogleや昔のsonyみたいな研究所になれば
素晴らしく科学は進歩するのだろうと思う
少なくとも「研究費のための研究」は辞めるべきだと強く感じる
一旦全員解雇して優秀な人だけ残して小さな会社からやりなおせばいいのに
そのほうがよっぽど産業技術に役立つぜ