先日

ロシア人のお客様が来日した
グループの見学に来たわけで僕は本質的には全く関係なかった
Bossから与えられた使命は
「彼らは疲れているだろうからリラックスさせてやってくれ」
だった
なぜ「いのちをだいじに」をチョイスしないのだろうか
そもそもトークだけでリラックスなんてさせられるかいな
ロシアンジョークなんて話したことないし聞いたこともない
そもそも存在するのかすら知らん
ロシア語わからんし
会合の挨拶をまかすなよと
仕方なく僕がドイツ語の次に得意とする英語で勝負することにした
わらかせたらええんやろ
本場のコサック見せてやろうかとも思ったがボルシチ投げられそうなのでやめた
「好きな政治家はゴルバチョフで好きな原発チェルノブイリです!」
と叫んでしまおうかとも思ったが完全にmeltdownされそうだったからやめた
以上に僕が知っているロシア語が全て含まれています
人数分のお茶を配って唐突にフランクな日本人を演じた
苦し紛れに搾り出したこん身の「ガンガンいこうぜ」は
「I'm a boss of this group! And I'm the youngest researcher in this group.」
と本物のBossの肩に手を置きながら話して
「We are AIST. But we are not carrying any babies around the world!」
まぁ英語が合ってるかどうかは別として汁りましたよ
つーか良く考えたら俺意外は英語ペラペラじゃんか
一言目で食いつかせ二言目で落とすという荒木・井端コンビばりの速攻
二言目はロシア人限定のネタだったため日本人キョトンとしていた
ロシア人は大うけしてくれたので良かった良かった
なぜ面白いのか知りたければ露和辞典でも見てください
会合中は居室でインターネッツに勤しんでいた
彼らが帰る前に会いに来てくれた
いい迷惑である
万能ナイフもらった
「日本語でGood-byはなんて言うんだ?」
みたいなこと聞かれたから
「ヤナギサワ」
と回答しておいた
彼らはその後他の研究者に「ユァアナギサァワ」と言っていた
うちのグループに柳沢なんて人はいない
見学にきといて最後に相手の名前を間違えて帰るなんてなんとも失礼な連中だ
こうして僕の信用は失墜していくのである
万能ナイフはいらんから実験室にほってきた
柳沢の海外移籍に貢献できたことが僕は満足だ
くだらないことにだけ瞬間的に回転する脳みそをなんとかしたい